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2019-09-18 05:00

社会

国境なき記者団、家族が殺され難民キャンプで孤独に暮らすサラムさんを紹介

ロヒンギャ
家族全員の虐殺を目撃 2年前にミャンマーを脱出も
国境なき医師団(以下、MSF)が、家族全員を殺され、バングラデシュの難民キャンプで孤独に暮らすアブドゥル・サラムさん(以下、サラムさん)を、9月12日に紹介した。

MSFは、世界中で医療・人道援助を行っており、1999年にはノーベル平和賞も獲得した国際NGOだ。

2年前の2017年8月25日に、ミャンマー・ラカイン州で起きた危機において、家族全員の虐殺を目撃し、バングラデシュに逃れたサラムさんは、当時15歳で難民キャンプまでたどり着いた。ミャンマーでは、家族だけではなく持ち物なども失い、帰還しようにもできない状況があるとしている。

宗教学校に通う 人権と市民権を得るまで帰還しない
サラムさんは、経済的な問題で無料の宗教学校に通っており、ときどきもらえる仕事で生計を立てている。また、人権と市民権が得られる状況ができるまで、ミャンマーには帰還しないという意思も固めている。

サラムさんのささやかな願いは、すぐにでも結婚して再び家族を持つことだ。今はお金がないとしながらも、いくらか稼ぎ結婚することで、生活の改善を期待している。

(画像はMSF ホームページより)


外部リンク

MSF プレスリリース
https://www.msf.or.jp/

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