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2019-09-06 00:30

社会

ヘンリー・ヴァン・ティオ副大統領、ミャンマー民族村を視察

民族村
伝統的な衣装、伝統、文化遺産を展示できる場所
民族問題、広報管理およびサービス委員会の委員長であるヘンリー・ヴァン・ティオ副大統領は、民族省のナイ・テ・リュン大臣、ヤンゴン地域政府のピョー・ミン・テイン首相、関係部署の職員と伴い、ヤンゴン地域タケタ郡区にあるミャンマー民族村を視察した。

副大統領は、当局の関係者とともに、ユニオンホールと、バガンタワーおよび民族家屋における展示を視察し、ミャンマー民族村の保存状況について説明を受けた。

そして、副大統領は、民族村の中を、バギーに乗ってブロックごとに丹念に視察した後、民族村の空き地の管理に関する調整会議に出席した。

副大統領は、演説の中で、ヤンゴン地域の民族村は、その歴史を通してミャンマーに住んでいる民族の文化や伝統を見ることができる場所である、と述べた。

この場所が設立されたのは、民族の統一を実現する目的であり、民族村を見学することにより、ミャンマーの国の精神を強化することができる。

調整会議で様々な課題を議論
民族村は、当初2002年から2013年にかけて省の責任下にあり、国境地域と民族および開発問題の発展を推進していた。2013年からは、農村開発局の責任下となり、現在の政府になってから、ヤンゴン地域政府の民族問題局の責任下になり、緊密な管理と監督を提供している。

そして、アウンサンスーチー国家顧問が、民族村の長期的な存在と維持のための基本計画を作成し、提出するように指示したことを受け、副大統領は、2017年11月にこの場所を訪れた際に、ここを改良するために専門家と一緒に基本計画を作成した。

基本計画は、この場所を確立する際の当初の目的を変更しないように作成され、子供や若者、女性、男性、年長者が、リラックスして気分転換ができるように場所を分け、障がいを持つ人がアクセスしやすい変更を含め、早い段階で完了することができる作業を優先し、完了の状況について公表することとなっている。

作成された基本計画は、民族村を設立するという当初も目的に合わせて、調整と再作成をする必要がある。

ミャンマーに住んでいる135の民族に関する伝統的な衣装、伝統、文化遺産を展示できる場所を確立することを最優先とするべきであり、年次イベント、式典、お祭り、特別な日の行事などを実施するコンベンションセンターのようなホールも必要である。

また、国際サミット、ワークショップ、セミナーも、コンベンションセンターで開催することができ、イベントに参加している国内外の観客は、民族村を訪問し見学することもできる。

民族の伝統的家屋は、多くの費用をかけなくても建設することができる。国内と外国からの観光客は、伝統的な作業や作品に興味を持っており、伝統的家屋や展示品は観光産業の魅力になるだろう。

会議の結果を受けて基本計画が再作成
副大統領は、この調整会議で、ヤンゴン民族村を、最初の目的を見失うことなく、段階的に改良することに関する提案や推奨事項、議論が行われる、と述べた。

その後、民族村の開発のために行われた作業に関して説明がされ、参加者によって議論や提案が行われた。

そして、アウンサンスーチー国家顧問が提供したガイドラインに基づいて、会議での議論や提案を含めて基本計画が再作成された。その後、副大統領が、必要な基本インフラストラクチャを提供するプロセスを手配し管理するように、省庁と地域政府に対して指示を与え、会議は終了した。

会議の後、副大統領は、民族村のダンスホールで職員が行った伝統的な踊りを見学し、職員に挨拶を行い、賞金を贈呈した。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/1/09/2019/id-18928

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