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2019-08-03 19:00

社会

JICA支援の給水施設が完成:バングラデシュ国内のミャンマー難民キャンプ

JICA
約3万人の避難民が安全な水を利用可能に
国際協力機構(JICA)は8月1日、バングラデシュ国内にあるミャンマー難民キャンプで整備を支援した給水施設が完成したことを明らかにした。

同難民キャンプで最も大きい給水施設が完成したことにより、約3万人の避難民が安全な水にアクセスできるようになる。

給水施設を利用する避難民からも
「大変うれしく、感謝している。給水施設を皆で大事に使うことをお約束する」(プレスリリースより)
という声が上がっているという。

給水施設が完成したことで、避難民キャンプ内の衛生面が改善され、生活の利便性が向上することが期待される。

総延長9,900メートルの給水網
今回完成した給水施設は、無償資金協力で支援している「地下水調査及び深層帯水層水源開発計画」の一環で、JICAが深井戸の掘削をし、国際移住機関(IOM)が給水施設等の整備を担当した。

JICAによると、総延長9,900メートルの給水網に358口の給水口が整備され、水を地下からくみ上げるためにソーラーパネルが使用されているという。

また、環境に配慮した動力源の利用は、これまでにない試みである。

なお、JICAは同無償資金協力事業の他にもバングラデシュの公衆衛生工学局に対して技術協力プロジェクトを実施しており、それらのプロジェクトで育成された人材や整備された機材が、今回の難民キャンプ給水事業につながったという。

(画像はJICAより)


外部リンク

国際協力機構(JICA)
https://www.jica.go.jp

国際協力機構(JICA)のプレスリリース
https://www.jica.go.jp/press/

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