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2019-07-27 12:00

社会

シャンティ、ミャンマーの地方における学校の問題点が浮き彫りに

学校建設候補
シャンティが学校建設候補の選定で地方へ 講堂で授業も
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)のミャンマー事務所・市川氏が、地方出張を行った際に学校の問題点が浮き彫りになったとして、その内容を7月24日のシャンティブログで紹介した。

同氏は、来年度の学校建設候補の選定のために、ミャンマーの地方へ出張した際、現地の学校の大変な状況を目の当たりにした。小学校では教室が不足し、教室が足りず講堂で授業を行い、中学生や高校生と入れ替わる形で、空いた教室へ“移動教室”をしていたとしている。

教室の柱は曲がり雨漏りも 消しゴムや鉛筆が床下に
教室は柱が曲がっており、雨漏りもしている状態で、地震がきたときに耐えられるのか心配だった。また、床は校舎の床板をつなげて簡易補修する程度なので、床下に隙間があるのが普通になっている。そのため、消しゴムや鉛筆が落ちると、子どもがその床下を探すことになるような状態だ。

同氏によれば、現地に足を運ぶと支援などを求める気持ちからか、先生や地域の人々の熱い視線を感じることもあるが、予算の関係や学校自体の持続可能性などを考慮して、断念する場合があるとしている。全て子どもに学ぶ場を保障するため、できるところから応援をしていきたいと思わされる出張となった。

(画像はシャンティ ホームページより)


外部リンク

シャンティブログ
https://sva.or.jp/wp/?p=34550

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