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2020-05-15 11:00

社会

避難民キャンプなどにおける新型コロナウィルス対策を含めた現況報告会を開催

IDP
民族武装組織との平和努力なども説明
5月12日、ヤンゴンのミャンマー平和センターにおいて、ミャンマーの現在の発展に関する状況報告会が行われた。

この報告会は、保健スポーツ省によって発行されたガイドラインに沿って開催されたもので、主催者は、大統領府付大臣のKyaw Tint Swe氏、国際協力省大臣のチョウ・ティン氏、社会福祉救済復興省大臣のウィン・ミャ・エー氏である。

会議には、ASEAN諸国、韓国、日本、インド、中国、東ティモール、ロシア、フランス、イギリス、アメリカ、ドイツ、EUの大使館職員で構成されたヤンゴンを本拠地とする外交団、およびミャンマーの国連常駐調整官も参加した。

最初に、Kyaw Tint Swe大統領府付大臣が、新型コロナウィルスの感染拡大を予防し制御するための政府による精力的な取り組みについて説明した。

そして、国民に対する社会経済的影響の緩和、民族紛争地域におけるミャンマー各少数民族武装勢力との共同の努力、アラカン軍を含む民族武装組織との全土停戦合意文書(NCA)に署名するための平和努力、アラカン軍およびアラカン・ロヒンギャ救世軍グループによるテロ行為の問題、ラカイン州の政府機構に対するアラカン軍の破壊的行動、国内避難民(IDP)に対する人道的支援を高める取り組み、停戦と恒久の平和に対するミャンマー軍の声明についても説明した。

あらゆる階層に対する経済的・物質的支援
次にチョウ・ティン国際協力省大臣が、「誰一人取り残さない」という主義に基づいた、IDPと刑務所の人々、障がい者を含む国全体のあらゆる階層の生活に関して、新型コロナウィルスとの戦うために国民の力を結集させる政府の取り組みの現状について説明した。

さらに、難民キャンプにおける新型コロナウィルスの予防と制御に関して、赤十字国際委員会(ICRC)と協力した作業プログラムを実施する方法、感染拡大によって生じた経済的影響に対処するための「新型コロナウィルス経済救済計画」についても説明を行った。

そして、ウィン・ミャ・エー社会福祉救済復興省大臣は、難民キャンプとIDPキャンプにおける新型コロナウィルス防止策に関する事項、健康情報の普及、ハンドジェル・石けん・手洗い洗面器・フェイスマスク・体温計の提供、高齢者・妊婦・子供への栄養や資金の援助について説明した。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/13/05/2020/id-21636

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