2020-03-23 10:00
政治
ニュージーランド政府、在ミャンマー大使館を一時的に閉鎖
安全衛生上の理由から
ニュージーランド外務・通商省(Ministry of Foreign Affairs and Trade:MFAT)のウインストン・ピータース(Winston Peters)大臣は3月22日、新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)により、ミャンマー最大の都市ヤンゴンにある在ミャンマー・ニュージーランド大使館を一時的に閉鎖することを明らかにした。ニュージーランド政府は安全衛生上の理由から大使館の閉鎖に踏み切ったといい、ピータース大臣は
「COVID-19のパンデミックによりヤンゴンを出入りする航空路線が減少し、COVID-19が地元の医療システムを圧迫しているため、ニュージーランドのスタッフとその家族を一時的に撤退させることにした」(プレスリリースより)
と述べている。また、ニュージーランドに戻るスタッフは、首都ウェリントンのMFATでCOVID-19の対応作業に従事するという。
ヘルプラインを通じて領事サービスを継続
ヤンゴンにある在ミャンマー・ニュージーランド大使館での領事サービスはミャンマー人スタッフが対応し、MFATの24時間年中無休の領事ヘルプラインを通じて、引き続きサービスが提供される。ニュージーランドは世界にある62の外交窓口の大部分をオープンにしているが、COVID-19が原因で海外のスタッフの健康、安全、セキュリティの状況が急速に変化しているため、一時的な撤退を避けることはできないと判断したという。
なお、MFATはヤンゴンの大使館とともに、カリブ海にあるバルバドスの首都ブリッジタウンにある高等弁務官事務所も閉鎖している。
(画像はニュージーランド政府公式サイトより)
外部リンク
ニュージーランド政府公式サイト
https://www.beehive.govt.nz/
ニュージーランド外務・通商省
https://www.mfat.govt.nz/en/
ニュージーランド外務・通商省のプレスリリース
https://www.beehive.govt.nz/release/
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