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2018-06-24 06:00

経済

MySQUAR、MyPay Myanmarを買収し支払いプラットフォーム業務を強化

MySQUAR
スマートフォン支払いシステムの開発に注力
インターネットベースのモバイルアプリケーションを設計、開発、商業化することを主な目的とするミャンマーのソーシャルメディア、エンターテイメントおよび支払いプラットフォームであるMySQUARは、MyPay Myanmar(以下、MPM)社のすべての株式資本を買収したことを発表した。

MPM社は、2016年にミャンマーで支払いと送金業務を行うために設立された会社で、ミャンマー中央銀行に支払いライセンスを申請中である。

この買収により、スマートフォン支払いシステムの開発を合理化し、今後も実質的な収益を上げることが期待される。

ミャンマーは、銀行の支店も少なく、現金ベースの社会であるが、MySQUARは、スマートフォン支払いは近代化と商業化の本質的な部分になると期待している。

MySQUAR のCEOであるEric Alfred Schaer氏は、次のようにコメントした。
「MPM社の買収は、ミャンマーへの送金のための直接的に規制された主要なモバイル支払い機関であるという我々の原動力を強化するものです。この買収によって、収益分配契約を取り戻し、我が社の経済性を大幅に向上させ、何百万人もミャンマー市民がミャンマーへの資金送金費用を大幅に削減できるよう支援します。」(プレスリリースより引用)


MPM社の業績悪化から買収へ
2015年10月に、MySQUARはMyPayとサービス契約を締結し、MyPayのサービスをMySQUARの「MyShAT製品」に統合するとともに、両社のユーザーを相互登録しサービスを提供してきた。

このサービス契約の期限は2020年12月13日で、サービス契約に基づき、MySQUARは75米ドルの統合手数料を納付した。

その後、サービス契約はMyPayからMPM社に移譲され、MPM社はミャンマー中央銀行に支払いライセンスを申請した。MySQUARは、約220万ドルの最低資本要件が、支払いライセンスの条件となると見込んでいた。

しかし、MPM社は、2017年3月31日までの12ヶ月月間に25万3,421ドルの損失を計上したことから、MySQUARグループは、ミャンマー中央銀行との間の直接規制関係の機会を創出することが利益につながるとの考えから、今回の買収となった。

また、買収によりユーザーの共有使用権が終了することで、将来的に合弁事業パートナーと新しい契約を締結することが可能となる。

(画像はMySQUARより)


外部リンク

MySQUAR News
https://investors.mysquar.com/f2/

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