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2018-06-14 06:30

社会

ミャンマーから逃れるロヒンギャ難民を、インドネシアの漁師が誘導

UNHCR
バリ宣言で定められた海事条約に従い、84人の難民を誘導
ミャンマー・ラカイン州での危機をきっかけに、多くのロヒンギャ難民が周辺国へ逃れている中、インドネシアの漁師が、入国が許されている安全な場所まで誘導したと、国連難民高等弁務官事務所(以下、UNHCR)が、6月11日のプレスリリースで発表した。

今年の4月20日、ロヒンギャ難民84人を乗せた2艘のボートが、インドネシア・アチェ州ビリューエンの近くで発見された。バリ宣言で定められた海事条約に従い、地元の漁師は入国が許されている安全な場所までロヒンギャ難民を誘導している。

継続的な支援を行う 2015年5月にも多くのロヒンギャ難民が
今回到着した難民だけにとどまらず、2015年5月には1000人近くの人が逃れてきた。今回逃れてきた1人のクシダ(仮名:57歳)は、ラカイン州の州都シットウェから、数週間かけてインドネシアにたどり着いたとしている。これらの難民に対し、アチェ州の人々は、食糧、衣服、医薬品などの寄付を募り、継続的な支援を行っている。

また、UNHCRもインドネシア赤十字社などと連携し、難民支援を行ってきた。更に、ミャンマー政府に対しては、ロヒンギャ難民が逃れなくてはならなくなった原因を調査するように呼びかけている。

(画像はプレスリリースより)
(C)UNHCR/Ardi Sofinar


外部リンク

UNHCR プレスリリース
http://www.unhcr.org/jp

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