• TOP
  • >
  • 社会
  • >
  • ミャンマー政府、最低賃金4800チャットに決定
2018-05-17 09:00

社会

ミャンマー政府、最低賃金4800チャットに決定

最低賃金
4ヶ月遅れの実施 8時間労働の日給4800チャット、時給600チャット
5月13日、ミャンマー政府が、最低賃金を8時間労働の日給を4800チャット(約3.6ドル)、時給を600チャットとすることを発表した。

5月14日、国家最低賃金委員会の発表によれば、設定された賃金は職種や場所を問わず、どんな仕事にも適用される。しかし、10名以下の家内工業には適用されない。

最低賃金は今年1月付けで決定された内容で、国民にも通知されていた。雇用主、従業員、政府の三者からなる国家最低賃金委員会で議論され、州や地方域、組織の支援やフィードバック、評価を経て決定したが、4ヶ月遅れての施行となった。

雇用主・従業員からはまだ反対の声も
労働・移民・人口省のスポークスマンであるU Nyunt Win大臣によれば、新しい最低賃金設定は雇用主・従業員双方からまだ反対されているという。しかし、今後労働者は最低賃金と残業代を受け取れるようになる。
長期間熟考を重ね、委員会メンバーの大部分が同意している。この金額で決定しなければならない。(ミャンマータイムスより)

と述べている。

労働者の要求は最低賃金日給6000チャットだ。ミャンマー労働組合連合のU Myo Zaw氏は、現状賃金では、家族のためにより多く働かなければならないとして、
最低賃金が実施された後、雇用主が労働時間を減らすことも考えられる。そうなれば従業員が抗議行動を起こすだろう。(ミャンマータイムスより)

と語っている。

(画像はミャンマー情報省より)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/15/05/2018/id-13475

ミャンマータイムス
https://www.mmtimes.com/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook