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2018-04-22 22:00

社会

ミャンマーの警察官、ロイター通信記者の「逮捕は罠だった」と証言

ロイター記者
警察上層部の指示で記者を逮捕
昨年12月に機密文書を保持していたとして国家機密法違反の罪でミャンマー警察に逮捕されたロイター通信のミャンマー人記者2人の予備審問が4月20日に行われ、同国の警察官が「逮捕は罠だった」と証言した。

ロイターの記者であるワ・ロン(Wa Lone)氏とチョー・ソウ・ウー(Kyaw Soe Oo)氏は、同国ラカイン州でイスラム系少数民族「ロヒンギャ」が迫害されている問題を取材しているとき逮捕されている。

ヤンゴン裁判所で証言した警察官Moe Yan Naing氏は、内部調査を指導した警察のTin Ko Ko准将(brigadier general)の指示の下、ロイター記者との面会を準備し、警察官2人がレストランで機密文書を渡したことを明らかにした。

また、警察官は記者を逮捕しなければ「刑務所に拘束される」と脅されたという。

すべて仕組まれたこと
警察官の証言により、今回の逮捕劇がすべて記者を罠にはめるために仕組まれたことであったことが判明した。

証言をしたMoe Yan Naing氏は記者団に対して、
「すべての階級の警察官が自分の誠実さを維持しているので、私は真実を明らかにした。彼らが罠にはめられたのは事実だ」(The Irrawaddyより)
と語っている。

一方、逮捕を指示したTin Ko Ko准将は20日にコメントを出さなかったという。

国連高官や西側諸国、報道の自由を支持する人々は釈放を要請し、いくつかの大使館から外交官が予備審問を傍聴している。

誠実に真実を語った警察官の行動は、賞賛に値するといえるだろう。

(画像はThe Irrawaddyより)


外部リンク

Police Officer Admits to ‘Setting Up’ Two Reuters Journalists
https://www.irrawaddy.com/

Myanmar policeman describes 'trap' to arrest Reuters reporter
https://www.reuters.com/

Myanmar policeman testifies arrested reporters were set up
https://www.washingtonpost.com/

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