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2018-04-25 10:00

経済

ミャンマーの2銀行、コアバンキングシステムに「テメノス」選択

テメノス
プロバイダー「Techmill」と提携予定
金融機関にバンキングシステムを中心とするソフトウェアソリューションを提供する「テメノス(Temenos)」は4月23日、同社のコアバンキングシステム「T24」がミャンマー市民銀行 (Myanmar Citizens Bank:MCB)と建設住宅開発銀行(Construction and Housing Development Bank:CHDB)に選ばれたことを発表した。

MCBはコアバンキングシステム「T24」を単一のプラットフォームに統合。またCHDBは、コアバンキングシステムとデジタルバンキングシステムを組み合わせるために、高度にモジュール化されたアップグレード可能なソリューションを選択したという。

どちらの銀行も導入に際して、「T24」の主要なグローバルサービスプロバイダーの1つ「Techmill」と提携する予定である。

テメノスのマネージング・ディレクターであるマーティン・フリック(Martin Frick)氏は、
「我々はMCBとCHDBと協力し、テメノスとT24ソリューションの専門知識を活用し、長期的なビジネスをさらに進歩させることを楽しみにしている」(プレスリリースより)
と喜びを語っている。

IT化で業務を効率的に
MCBはミャンマーの小売・法人銀行で、全国に23の支店がある。同行は近代化への道を切り開いて、強力なコアバンキングシステムを基盤とすることが、持続的な成長を確保するカギであると認識したという。

「T24」は綿密な評価プロセスに従って選択され、段階的なアプローチで実施される予定だ。また、テメノスの技術は、現在のすべての個人、法人、国際の銀行ラインでMCBをサポートし、年末までに業務を加速させるという。

一方、CHDBは建設省の支援を受けて2013年に半政府銀行として設立され、その使命は手頃な価格の住宅や長期住宅ローンの実施を通じて、ミャンマーのホームレス問題を緩和することだ。

CHDBは「T24」を選択したことで、新規かつ革新的な製品をより早く市場投入することが可能になるばかりか、顧客サービスの充実も可能になるという。

なお、テメノスはスイス・ジュネーブに本拠地を置く多国籍企業で、世界40カ国以上に拠点があり、130カ国以上に顧客を持っている。

(画像はテメノスより)


外部リンク

テメノス
https://www.temenos.com/en/

テメノスのプレスリリース
https://www.temenos.com/en/news/

Techmill
http://techmilltechnologies.com/

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