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2018-04-23 06:00

社会

モンスーンの本格的な到来を前に懸念されていた災害が 難民キャンプが水浸しに

ロヒンギャ難民
セーブ・ザ・チルドレンの懸念が現実に 病気のまん延も迫る
国連に承認された子どものための国際援助団体(NGO)であるセーブ・ザ・チルドレンが、モンスーンの本格的な到来を前に、懸念されていた災害が既に発生していると、20日のプレスリリースで発表した。

例年のバングラデシュの本格的なモンスーン期は、5月下旬から6月上旬だが、プレモンスーン期にも暴風や豪雨が発生する。18日からの雨が、19日の朝に豪雨となり、ロヒンギャ難民キャンプの低地の部分で洪水となった。

ミャンマーでの激しい暴力から逃れてきたあとでも、このような自然災害、そして難民キャンプにおける病気のまん延の脅威にさらされている。

子どもにとっては特に過酷な時期に 避難場所の移設をすべき
プレモンスーン期とされているこの時期は、子どもにとって特に過酷になるとしており、家族や養育者とはぐれたり、湿度が高くなることで皮膚病を発症したりするリスクが高まると、セーブ・ザ・チルドレンが指摘。

また、モンスーンの始まりとともに、サイクロンの季節の到来を控えていることから、国際社会が十分な支援資金を拠出する必要があるとし、洪水や地滑りが発生しやすい土地から、避難場所を移設すべきだと訴えている。

(画像はプレスリリースより)
(C)Daphnee Cook/Save the Children


外部リンク

セーブ・ザ・チルドレン プレスリリース
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/press.php?d=2708

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