• TOP
  • >
  • 経済
  • >
  • ヨマ銀行とMCGが提携:コーヒー豆生産農家の資金調達を支援
2018-03-26 11:00

経済

ヨマ銀行とMCGが提携:コーヒー豆生産農家の資金調達を支援

ヨマ銀行
業界と国にとっての一歩前進
ミャンマーの民間銀行の1つであるヨマ銀行(Yoma Bank)は3月初旬、小規模なコーヒー豆生産農家を支援するため、マンダレー・コーヒー・グループ(Mandalay Coffee Group:MCG)と8億チャットの資金調達契約を締結した。

この資金は、農家が生産するコーヒーの量と質を高めることを可能にするという。

MCGのKyaw Hlaing代表は、
「この合意は、業界と国にとっての一歩前進だと考えており、MCGは小規模農家の資金調達と市場シェアへのアクセスを支援できることを喜んでいる」(プレスリリースより)
と述べている。

MCGとは
MCGはコーヒー農家の生活水準を向上させ、革新と進歩を継続することで全国のコーヒー産業を向上させることを目的に、コーヒーメーカー、製造加工業者、輸出業者、焙煎業者、小売業者らの出資によって、2014年9月に設立された。

MCGは、NPO法人であるウィンロック・インターナショナル(Winrock International)により実施されているアメリカ合衆国国際開発庁(USAID)の農村開発バリューチェーン・プロジェクトと協力し、シャン州でコーヒー豆の生産を進めているという。

「バリューチェーン」とは、生産、マーケティング、販売後のサービス提供など、価値を付加するプロセスや活動のことである。

2回目の資金拠出となるヨマ銀行
ヨマ銀行はラボバンク財団(Rabobank Foundation)の支援を受け、2017年3月に1億6,000万チャットを拠出。2,500以上の小規模なコーヒー豆生産農家を支援している。

ヨマ銀行会長兼CEOのハル・ボッシャー(Hal Bosher)氏は、
「MCGと提携することで、小規模コーヒー農家が正式に金融システムに効果的にアクセスするのを手助けできると信じている」(プレスリリースより)
と喜びを語った。

MCGは、今回の8億チャットの資金調達で、2018年のコーヒー輸出量を200%以上に増やす予定だという。

ミャンマー産のコーヒーを当たり前のように口にする日も近いのかもしれない。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ヨマ銀行のプレスリリース
https://www.yomabank.com/

MCG
http://mcg.coffee/

ラボバンク財団
https://www.rabobank.com/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook