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2019-01-09 10:30

社会

ヤンゴンのチャウタダ郡区で、禁煙の啓発キャンペーンが開始

禁煙
喫煙とタバコ消費に関する規制の制定を目指す
1月6日、ヤンゴン地方域の中心にあるチャウタダ郡区、商業都市のMaha Bandoola Parkにおいて、禁煙の啓発キャンペーンが開始された。

このキャンペーンでは、タバコ製品法の喫煙と消費に関する規制の制定を実現することを目指している。

ヤンゴン市開発委員会のU Maung Maung Soe委員長、チャウタダ郡区の行政官であるU Htoo Kyaw氏、公衆衛生財団のThan Sein委員長によって、キャンペーンが開始された。

市長が演説をした後、啓蒙活動の一環として歌と踊りが披露され、市長、および地域公衆衛生局と財団の職員も見学した。

その後、市長一行は、タバコの喫煙と消費に対する知識共有プログラムに参加するとともに、障害のある大人と子供のためのブースを訪問し、情報広報部門が設置した教育のブースに立ち寄った。

深刻な健康被害がある受動喫煙
このキャンペーンは、喫煙者の権利を侵害することを目的としたものではなく、一般の人々をタバコの煙による健康被害から守るための禁煙の環境を作り出すことを目的としている。

受動喫煙は、より深刻な喘息発作、呼吸器感染症、耳の感染症、および乳幼児突然死症候群(SIDS)など、乳児と子供に多くの健康上の問題を引き起こす。

受動喫煙には7,000を超える化学物質が含まれており、そのうち少なくとも70の化学物質はがんを引き起こす可能性がある。一度も喫煙したことがない人でも、受動喫煙によって肺がんを発症することもある。そして、成人の喉頭がん、咽頭がん、副鼻腔がん、また、脳・膀胱・直腸・胃・乳房のがんにつながる可能性を示唆する証拠もある。

また、受動喫煙は、その他の多くの点で有害である可能性があり、例えば、心臓や血管に影響を及ぼし、非喫煙者における心臓発作や脳卒中のリスクを高める。さらに、いくつかの研究では、受動喫煙が精神的および感情的な変化をもたらし、うつ病の要因となっていることが示されている。

ミャンマーでは、女性の33%、男性の20%が受動喫煙の犠牲になっており、毎年65,000人以上が亡くなっている。これは、国の死亡率の17.6%である。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/7/01/2019/id-16180

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