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2018-12-27 13:00

社会

誰もが安心して暮らせる社会を目指して

障がい者
「地域に根差したリハビリテーション」事業
2018年12月17日、AAR Japan(難民を助ける会)は、カレン州の4区19村における、「地域に根差したリハビリテーション(Community Based Rehabilitation :CBR)」事業の成果を報告した。

「地域に根差したリハビリテーション(Community Based Rehabilitation :CBR)」事業は、2017年9月よりスタートした。この事業では、地域で障がい者の暮らしをサポートする事に取り組んでいる。障がい者が孤立することなく、安心して暮らせる地域を目指している。

コミュニティボランティア
コミュニティボランティアは障がい者とその家族を含む地域住民で構成されており、地域づくりに取り組んでいる。AAR Japan(難民を助ける会)では、様々なテーマ(障がい者のニーズ分析や支援計画の立て方、生活状況の聞き取り方法など)のもと、研修も開催している。

コミュニティボランティアはCBR委員会にも参加している。CBR委員会の構成メンバーは、村長や学校の教師、救急隊員、コミュニティヘルスワーカーだ。コミュニティヘルスワーカーは医療に関して、地域住民から相談を聞き、知識や情報を提供している。

研修後、コミュニティボランティアは地域に住む障がい者を実際に訪問して、研修で学んだ事を実践する。

コミュニティボランティアによる大きな成果
コミュニティボランティアは大きな成果をあげている。例えば、コミュニティボランティアが完成させた障がい者リストにより、村役場や区役所の職員は、障がい者の生活状況を把握できるようになった。

道路整備など、村の開発に関する会議にも障がい者は参加するようになった。地域に受け入れたことで障がい者は自信を持つようになり、行事にも積極的に参加するようになった。

(画像はAAR Japanのホームページより)


外部リンク

AAR Japan
https://www.aarjapan.gr.jp/

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