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2018-11-22 10:00

社会

ミャンマーのヒスイ鉱山で衝突 鉱夫1人が死亡

ヒスイ鉱山
鉱夫が怒りから車と建物を燃やす
世界屈指のヒスイの産地であるミャンマー・カチン州パーカン郡(Hpakant Township)の鉱山で11月19日、鉱山会社の警備員とフリーランスの鉱夫との間で衝突が起き、鉱夫1人が射殺された。

目撃者によると、ヒスイ鉱山会社の警備員は、ヒスイの残骸を拾い集めるために玄関口に集まっていたフリーランスの鉱夫に発砲したという。

現地の鉱夫は、
「鉱夫が許可された時間前に会社の敷地内に入ろうとしたため警備員と対立して発砲し、1人が死亡した」(The Irrawaddyより)
と事件の詳細を明らかにした。

また、この地域で働く約400人の鉱夫が怒りから車と建物を燃やしたという。

殺すことは解決策ではない
通常、ミャンマーの鉱山会社は、大型重機で大規模なヒスイ採掘を行った後、違法ではあるが残骸を拾い集めるフリーランスの鉱夫が鉱山に入ることを非公式に認めている。

また、ヒスイの残骸を集めている鉱夫は地元住民がほとんどで、他に生計を立てるすべがないため衝突は起こりにくいという。

国民民主連盟(National League for Democracy)の地元議員は、
「フリーランスの鉱夫は泥棒ではなく、重機による採掘作業の残りから迅速に現金収入を探していただけだ」(CHANNEL NEWS ASIAより)
と述べた上で、
「鉱夫と警備員の間に何らかの誤解があるのかもしれないが、殺すことは解決策ではない」(CHANNEL NEWS ASIAより)
とつけ加えた。

関係者によると、この地域には残骸を拾い集める鉱夫が約30万人いるという。

(画像はMYANMAR TIMESより)


外部リンク

Jade Miner Shot Dead in Hpakant Clash
https://www.irrawaddy.com/

Myanmar jade scavenger shot dead in mine clash
https://www.channelnewsasia.com/

Jade scavenger dies in clash at Hpakant mine
https://www.mmtimes.com/

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