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2018-11-14 11:30

政治

合同監視委員会の平和資金に、中国から30万ドルが寄贈

中国
市民も参加した広範な監視
合同監視委員会(JMC)の平和資金に、中国から30万ドルが寄付されることとなり、11月10日、ヤンゴンの国家和解平和センターで、その授与式が行われた。

式典では、連合レベルのJMC(JMC-U)のYar Pyai委員長が、すべてのレベルのJMCで実施される作業プロセスと、今後のJMCの作業について説明した。

作業に関して、Yar Pyai委員長は、JMCの監視活動により、武装組織間の武力衝突はなくなるとの見解を示し、次のように説明した。
「監視を行う際に、すべてのレベルのJMCに市民が含まれており、こうした市民による監視を通じて、JMCが運営されている。監視の作業をスピードアップさせるために、地元市民監視を各地域に整備する準備ができており、広範な監視が行うことができることとなる。住民の参加は平和のプロセスで非常に重要であり、住民参加に向けたJMCの作業に関する情報を提供することは、関連地域での公開集会を通して実施されてきた。」(プレスリリースより引用)

中国とノルウェー、そして国連機関は、JMCの仕組みを円滑に運営するための技術援助と資金を提供している。2018年から2019年にかけて、すべてのレベルにおけるJMCの作業に440万ドルの資金が必要とされている。

全国停戦合意締結に向けて支援
式典において、中国の外務省、アジア担当の特使であるSun Guoxiang氏は、「中国は、ミャンマーの平和プロセスを重要視しており、我々の目標は明らかである。我々の望は、ミャンマーが平和で安定し、より発展していくことである。中国は、全国停戦合意(NCA)にまだ署名していない北部民族武装組織(EAOs)の問題について最善を尽くしていく。」と挨拶した。

その後、JMC-UのYar Pyai委員長は、ミャンマーの平和資金のために中華人民共和国から寄贈された30万ドルを受け入れた。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/11/11/2018/id-15550

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