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2018-11-15 10:00

経済

KM Terminal and Logistics社、ヤンゴンに新しいドライポートを開設

ドライポート
輸出入貿易の運営を改善
KM Terminal and Logistics社は、11月11日、ヤンゴンのYwathagyiタウンシップに、内陸の複合一貫輸送のための載せ替えターミナルであるドライポートを開設した。

これは、マンダレーのMyitngeドライポートに貨物を輸送するためのもので、輸送サービスは1週間に1回行われる。

開所式には、運輸・通信省のThant Sin Maung大臣、ヤンゴン地域政府の副首相と関係者、シンガポール大使、ビジネスマンなどが参加した。

サービス開始当日、ヤンゴンのドライポートからMyitngeドライポートまで、19の貨物列車が運行された。貨物列車は、ヤンゴンのドライポートが正式に開所する前に、Wardan桟橋までの試運転が行われている。

2つのドライポートは、シンガポールのKerry Logistics Network社が70%、ミャンマーのMother Logistics社が30%投資し、建設・運営・譲渡(BOT)方式で建設された。

その費用は、ヤンゴンドライポートに4,000万ドル、Myitngeドライポートに1,500万ドル、合計で5,500万ドルである。

KM Terminal and LogisticsのゼネラルマネージャであるU Nyi Htut氏は、次のように述べた。
「2つのドライポートは、輸出入貿易の運営を改善し、交通が円滑に行われる地域に位置していることから、輸送時間が短縮される。さらに、コンピュータ化された制御システムの導入で、輸送の変更を減らすことが期待されている。」(プレスリリースより引用)


様々なサービスを提供するドライポート
ドライポートは税関検査に対応し、24時間サービスを提供する。輸出入事業については、荷積み、荷下ろし、配送、貨物保管、一貫運送などを提供する。追加サービスでは、コンテナの清掃とメンテナンス、ITによるトラッキングと貨物のトラッキング、現場軽量などをカバーする。再輸出貨物のための貨物保険および輸出入関税免除も提供される。

ポートは、ミャンマー鉄道により設定された料金に従って、運賃と税金を徴収する。提供されるサービスによっては、サービス料も徴収される。ポートの運営者は、2つのドライポート間で、15~27台の貨物列車を運行させる。貨物列車1台で、33トンの荷物が積載できる。

U Nyi Htut氏は、次のように説明した。
「サービスを実行するには、少なくとも15台の貨物列車が必要である。当分の間、毎週貨物列車を1回往復させ、毎週日曜日にYwathagyiドライポートを出発する。来年から列車は週に2回運行し、需要に応じて、貨物列車は今後毎日運航される予定である。」(プレスリリースより引用)


輸送サービス事業発展で近隣諸国との貿易も拡大
このプロジェクトでは、今後6年間で利益を上げることが期待されている。ドライポートは、上ミャンマーと下ミャンマー間の貨物輸送を支援する目的で建設された。将来的には、ミャワディ、Maesout、ムセのルートを通って運行される予定である。

また、近隣のインド、中国、タイとの貿易ネットワークを構築する計画で、各国間のトランジットサービスを提供するための準備が進められている。

ヤンゴンドライポートは、Ywathagyiタウンシップに準備された40エーカーの土地のうち、26エーカーに建設されている。事業の拡大により、残りの14エーカーが今後6年間でプロジェクトのために使用される。

開所式では、U Thant Sin Maung大臣は、既存の鉄道は貨物輸送のためにアップグレードされると述べ、輸送サービス事業を発展させるために、政府と民間企業の協力の強化を求めた。

現在、運輸・通信省は、韓国企業と提携してドライポートを開発するために、モンユワにおいて実行可能調査を行っている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/12/11/2018/id-15556

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