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2018-10-30 17:00

社会

日本財団、東京農業大学とミャンマー支援で連携

日本財団
カレン州薬草資源センタープロジェクトを実施
日本財団は、ミャンマーの「カレン州薬草資源センタープロジェクト」を実施するにあたり、10月23日に、東京農業大学、カレン州と連携協定を締結した。

日本財団は、2013年に、薬草資源の保全と活用を通した地元産業振興を目的としてカレン州でのプロジェクトを開始し、今回、東京農業大学と連携することで、薬草栽培に関わる人材を育成し、高品質の薬草栽培および長期的には日本を含む国外への輸出を目指す。

このセンターは、カレン州周辺の薬草100種以上を栽培・研究するなど、ミャンマー国内でもトップレベルの薬草に関するセンターとなっている。

プロジェクト協定書の調印式は、東京農業大学のアカデミアセンターで行われ、日本財団理事長の尾形武寿氏と、東京農業大学の高野克己学長の挨拶に続いて、初来日となるカレン州政府のSaw Myint Oo農業大臣が挨拶を行った。

医療分野や学校建設など多くの支援プロジェクト
日本財団は、1976年に、ミャンマーの保健省と協力してハンセン病制圧のための医療支援を開始して現在までに、ミャンマーで累計約70件の支援プロジェクトを実施。2011年以降は民主化の動きに合わせ平和構築支援等さらに活動を強化している。

さらに、日本財団は、ミャンマー政府から学校建設に関する要請を受け、教育環境の整備が遅れていた少数民族居住地域の一つシャン州で、校舎を建設するだけでなく、地域住民の協力により継続して学校を運営するための事業を同時に行う支援プロジェクトを2002年から開始した。

2012年からはバングラデシュと国境を接するラカイン州、2013年からはサイクロンの被害が多いエーヤワディ管区で、シャン州と同様に持続的な学校運営と地域開発を目指した学校建設支援行い、2018年2月時点で、460校の学校を建設している。

そして、2013年から開始されたカレン州でのプロジェクトにおいては、2016年に、カレン州政府と共同で薬草の一次加工と品質管理を行うカレン州薬草資源センターを開設している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

日本財団
https://www.nippon-foundation.or.jp/news/pr/2018/56.html

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