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2018-08-22 21:00

社会

ミャンマー】ロイター記者に有罪求刑、27日に判決

ロイター記者
有罪判決なら最高14年の懲役刑に
ミャンマーで「国家機密法」違反の罪で拘束されたロイター通信のミャンマー人記者2人の公判が8月20日、最大都市ヤンゴンの裁判所で開かれ、判事は同月27日に判決を言い渡すことを明らかにした。

機密文書を保持していたとして「国家機密法」違反の罪に問われているのは、Wa Lone氏(32)とKyaw Soe Oo氏(28)の2人だ。

「国家機密法」はミャンマー植民地時代に制定された法律で、彼らが有罪判決を受けた場合、最高14年の懲役刑になる。

ロイター記者はイスラム系少数民族ロヒンギャの男性10人が治安部隊により殺害された事件を調査していた昨年12月、知らない警察官に呼び出されて、警察官から文書を渡された直後に、「機密文書を保持している」として拘束された。

ロイター記者の弁護士は、
「ロヒンギャ虐殺事件の報告を妨害するために、彼らは警察による罠にはめられた」(REUTERSより)
と述べている。

「逮捕は罠だった」と証言した警察官は懲役刑に
今年5月には、公判に出廷した警察官が、「逮捕は罠だった」と証言。拘束のきっかけとなった機密文書は警察官が記者に渡したことを明らかにしている。

しかし、証言をした警察官は懲役刑に処された。

検察側は、ロイター記者2人がスパイであり、国家機密法に反しているとして、有罪を求刑している。

Wa Lone氏は、
「裁判所が我々は有罪でないと公正に判断し、家に帰って娘に会えると信じている」(Frontier MYANMARより)
と述べている。Wa Lone氏の娘は8月10日に生まれたばかりだ。

国際社会が関心を寄せる中、27日の判決に注目が集まる。

(画像はFrontier MYANMARより)


外部リンク

Reuters journalists face verdict next week on Myanmar secrets charges
https://www.reuters.com/

Judge sets date for verdict in trial of Reuters journalists
https://frontiermyanmar.net/

Myanmar Judge to Issue Verdict Next Week for Reuters Journalists
https://www.voanews.com/

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