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2018-08-15 06:45

社会

国境なき医師団、ロヒンギャ難民への援助活動許可を再度要求

難民
ミャンマー政府に厳しい制限を解除するように再度求める
医療・人道援助を行っている国際NGOである国境なき医師団(MSF)が、ミャンマー政府に対し、厳しい援助活動制限を解除するように再度求めていると、8月13日に発表した。

2017年8月11日に、同政府によってラカイン州北部での医療活動の許可が取り消され、既に1年が経過。MSFは再三にわたり、援助活動の再開許可するように求めてきたが、依然として、同北部地域へ医療・人道援助団体が立ち入ることは、厳しく制限されている。

徹底的な医療ニーズ調査が必要 帰還のためにも信頼できる情報を
MSFは、ミャンマー政府による活動許可取り消し以前に、4か所の1次医療診療所を運営し、毎月およそ1万1,000件の診療、そして救急搬送及び入院を要する患者の支援を行っていた。しかし、現在の住民の医療ニーズが把握できないことから、第3者により徹底的な調査が必要である。

また、同政府によれば、医療ニーズは満たされていると主張するが、MSFは、様々な援助団体などが立ち入りできない現状では、その根拠がないと指摘。バングラデシュなどに逃れた多くのロヒンギャ難民が、安心して帰還するためにも、信頼できる情報が必要だとしている。

(画像はプレスリリースより)
(C)Pablo Tosco/Angular


外部リンク

国境なき医師団 プレスリリース
http://www.msf.or.jp/

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