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2018-07-20 19:00

経済

計画・財務省、国家の持続的な成長のための施策について世界銀行代表と議論

世界銀行
持続可能な成長に向けた開発計画
ミャンマー政府関係者と世界銀行の代表は、7月12日に、ネピドーで会談を行い、ミャンマーの包括的で持続的な成長を確保するための積極的な改革の議題に対して政府が専心していることについて、議論を行った。

計画・財務省と世界銀行ミャンマーが主催したこの会合では、政策の一貫性と実施に関連する制約、それに対処する最善の方法に焦点を当てたものであった。

議論の中心となったのは、ミャンマーにおける持続可能な開発計画であり、それは、ミャンマーの経済成果と高めるのに不可欠な即時の改革を推し進める包括的なアプローチが示されたもので、現在は最終決定がされている。

計画・財務省の副大臣であるMaung Maung Win氏は、次のように述べた。
「ミャンマーの持続可能な開発計画(MSDP)で示されているように、経済の安定とマクロ経済管理の強化は、持続可能な発展のための、平和と安全、その他の目標にとって不可欠な前提条件です。MSDPは、ミャンマーに安定をもたらすというこの目標を追求するために必要なすべてのリソースを結集するのに好機を捉えています。」(プレスリリースより引用)

経済の順調な成長と懸念事項について議論
会合では、世界銀行により2018年5月に提唱されたミャンマー経済モニター(MEM)である『不確実性の中での成長』における、最近の経済分析と政策提言に関する考えを交換するためのフォーラムが提供された。

MEMによると、ミャンマーの経済は、2016-2017年の5.9%から2017-2018年の6.4%まで、実質GDP成長率の幅広い増加を経験した。この報告書は、2018-2019年の成長率が6.8%に上昇すると見込んでおり、その他の経済変数は改善する見通しだが、世界貿易と商品価格の不確実性を含む値下がりリスクについて警告している。

ミャンマー世界銀行のGevorg Sargsyan局長は、次のように述べた。
「ミャンマーは現在の金利よりもさらに早く成長する可能性がある。MSDPは、ダイナミックな民間セクターを動員するなど、この国の革新的で創造的な力を活用し、人的と物理的な資本を構築することによって、この可能性を実現するための枠組みを提供します。」(プレスリリースより引用)

MEMはまた、ラカイン州での人道危機への対応における進展が限定的であり、改革のペースが緩やかである懸念に関連して、いくつかのリスクが増加していることを示唆した。さらに、官僚的な非効率性、中央集権的意思決定、新興保護主義も依然として残っている。

ミャンマー開発研究所上級研究員であるU Khin Maung Nyunt博士により調停されたこの議論は、様々な省庁からの幅広い政府高官の間で、有意義な交流を実現した。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

World Bank Press Releases
http://www.worldbank.org/

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