ミャンマーニュース

ミャンマー国軍報道官と目撃者によると、同国ラカイン州ブティダウン郡区（Buthidaung Township）で4月3日の午後、国軍のヘリコプター攻撃により少なくとも6人の民間人のロヒンギャが死亡し、10人以上が負傷したという。

ヘリコプター攻撃があったのは、国軍と反政府勢力であるアラカン軍（Arakan Army：AA）が戦闘を続ける地域だ。

地域の住民は、と状況を説明した上で、とつけ加えた。

同事件に関して複数のメディアが報道しているが、地元のニュースと電信情報では死傷者の数に違いが見られ、死亡者数は5人から11人、負傷者数は13人から19人となっている。

一方、AAの報道官であるKhine Thukha氏は、ヘリコプター攻撃が発生した地域でAAが国軍との戦闘に従事していたことを否定している。

同氏は、その地域でその時間に国軍との戦闘がなかったことに言及した上で、とつけ加えた。

なお、ヘリコプター攻撃があったのは、2017年に武装勢力による警察署襲撃をきっかけに約73万人のロヒンギャがバングラデシュへ逃避し、大量虐殺が行われたとして世界的に注目を集めた地域である。

（画像はThe Irrawaddyより）

外部リンク

Myanmar villagers, lawmaker say 'helicopter attack' kills five Rohingya, wounds 13
https://www.reuters.com/

Six Rohingya Workers Killed in Army Helicopter Attack
https://www.irrawaddy.com/

Myanmar Army Helicopter Attack Kills at Least 10 Rohingya Muslims in Rakhine State
https://www.rfa.org/english/