ミャンマーニュース

3月22日、零細企業および中小企業（以下、MSME）製品見本市とコンテストがネピドーで開催され、9つの地域と州におけるコンテストの受賞者の中から全国大会の受賞者が選ばれた。

MSME振興作業委員会の委員長であるミンスエ副大統領は、開会の挨拶の中で、地域と州の受賞者に対して、MSMEのロゴを付与することを約束した。そして、受賞したMSMEに、顧客の提案を受け入れた後で、最高の製品とサービスを生産し供給するように求めた。

そして、ミャンマー政府、ネピドー協議会、地域と州政府、民間セクターに対して、国内のMSMEに技術的サポートを提供し、投資を呼び込み、スキルのある労働者を生み出し、MSMEのための新しい市場を見つけるために、相互に協力することを要請した。

副大統領は、「MSMEは、ミャンマーにある企業の99％を占めていることから、国の経済が発展するにはMSMEが発展することが必要である。」と説明した。

2018年2月以来、MSME中小企業製品見本市とコンテストは、様々な州と地域で開催されてきた。最初はマンダレーで開催され、次いで、マグウェイ、パテイン、タウンジー、モンユワ、バゴー、ヤンゴン、モーラミャイン、ミェイクと、合わせて9回開催されている。

「MSMEの雇用創出と経済成長のためのサポート」という国家経済政策の2番目の方針に従って、州や地域におけるMSME製品見本市とコンテストが開催された。

この方針に従って、MSME製品見本市とコンテストは、MSMEの市場拡大をサポートし、様々な分野の輸入代替を促進し、製造部門と貿易部門の間の連携を促進することを目的としている。さらに、MSMEの競争力と技術、経済の知識を向上させ、地域の企業と国際的な企業と協力して、輸入代替製品を増やし、革新的な製品を推進し、MSMEを振興することも目指している。

副大統領は、ミャンマー政府が、国内の民間銀行と協力して資本を必要としている中小企業への融資を提供してきたと述べた。

融資金には、国家SME融資プログラムからの300億チャット、信用保証システムからの73億9,300万チャット、日本政府開発援助におけるJICAツーステップローンからの200億円、ミャンマー経済銀行からの2,500億チャット、ミャンマー農業開発銀行からの2,000億チャット、ドイツ復興金融公庫からの1,530万ユーロが含まれている。

副大統領は、MSMEおよびその他の社会経済的プロジェクトの発展に貢献してきた組織や、このイベントのスポンサーである韓国の中小企業銀行、NGOなどに感謝の意を示した。

MSME製品見本市とコンテストでは、家庭用製品および職人向けの製品、食品、工業製品、綿繊維および繊維製品、サービス製品などを展示する271のブースが設置された。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/23/03/2019/id-17110