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2019-03-16 12:00

社会

【UNHCR】ミャンマー難民の国際的な保護の必要性を確認

UNHCR
治安状況の悪化
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は3月14日、ミャンマーのチン州南部における治安状況の悪化を受けて、チン族難民が依然として国際的な保護の必要性を抱えている可能性があることを確認。UNHCRは引き続き、難民の支援を行うという。

ミャンマーのチン州およびザガイン地方域の状況を分析するため、2018年半ばにUNHCRはチン族難民の継続的な保護ニーズを再評価するためのレビュープロセスを開始。

それ以来、UNHCRはチン州とザガイン地方域で新たな報告と評価を受けたが、根本的かつ永続的な変化という成果は得られなかった。UNHCRはまた、チン族コミュニティと市民社会組織によって提起された特定の懸念にも注目しているという。

UNHCRの高等弁務官補佐は、
「ミャンマーのチン州南部の治安状況が悪化したため、チン族難民は依然として国際的な保護を必要としている可能性がある」(プレスリリースより)
と述べた上で、UNHCRのアプローチ全体を見直すことを明らかにした。

解決策を模索
チン族難民を受け入れている国のUNHCRは昨年、チン族難民のカウンセリングと個別審査を開始。しかし、身分に関する最終決定は行われず、難民として暮らし続けている。すべての難民と同様に、安全性と尊厳が持続的に守られるという条件が許せば、UNHCRは自発的な本国送還を含む解決策を模索するという。

現在、UNHCRに登録されているチン族難民は1万8,000人以上で、その大多数となる1万5,000人以上がマレーシアに居住。インド、タイ、ネパールには少数しかいない。

(画像はプレスリリースより)
(C)UNHCR/Ted Adnan


外部リンク

UNHCR
https://www.unhcr.org/

UNHCRのプレスリリース
https://www.unhcr.org/news/

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