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2019-02-17 16:30

経済

ミン・スエ副大統領、沿岸地域の天然資源の管理運営に関するタスクに期限設定へ

天然資源
関係者の作業プログラムのために4つの目的を設定
2月14日にネピドーにおいて沿岸地域における天然資源の管理運営に関する中央委員会の第6回会議が開催され、5回の委員会における40の決議のうち33の決議が実行され、7つが実行中であると報告された。

この会議には、農業・畜産・灌漑省のU Aung Thu大臣、地域政府の首相であるU Win Thein氏、Aye Zan氏、U Nyi Pu氏、U Phyo Min Thein氏、U Hla Moe Aung氏、そして、Ye Myint Swe副大臣、U Win Myint司法副長官、海軍総司令官参謀のZaw Zaw Latt氏、省庁の事務次官、局長、職員が参加した。

そして、この中央委員会の議長であるミン・スエ副大統領は、これらは長期プロジェクトとなることから、委員会で進行中の7つのタスクを完了するための時間枠を設定するように要請した。

委員会の成果には、船舶監視システムの設置、沿岸警備隊の設立準備、ヤンゴン川への油流出防止計画の立案、沿岸の保全と美化への取り組みの強化、沿岸域管理プロジェクトの実施などがある。

副大統領は、委員会の実施に向けて、沿岸地域の天然資源と関係ある人々を呼び寄せるために、4つの目的で「参加」作業プログラムを定めた、と言及した。

4つの目的とは、新しいプロジェクトの立案時に新しいアイデアや概念、経験を考慮に入れること、プロジェクトに関係ある人と一緒に決定を下すこと、彼らのニーズに優先順を付けること、成功を保証することができるプロジェクトの効果的な実施から良い結果を得ることである。

他へ影響が及ばないよう包括的な協力を
そして、副大統領は、「沿岸地域を管理する際には、あるセクターの実施が別のセクターに影響を与える可能性があるため、包括的な協力が特別な要件となる。」と語った。

プロジェクトのためにマングローブ林を伐採することは、魚やエビの繁殖プロジェクトに影響を及ぼし、違法な漁業は地元の人々や自然ツーリズムによる管理漁業に打撃を与え、天然ガスや砂の採掘による海洋汚染は魚やエビの生産に害を与える。

副大統領は、次のように説明した。
「プロジェクトの実施が他人に影響を与えないように細心の注意を払う必要がある。例えば、人口の増加と経済により、沿岸地域において天然資源をより多く採掘することとなり、これにより、天然資源の枯渇をもたらし、地域の人々の社会経済的地位を阻害している。それぞれの地域レベルの委員会は、地域所有の森林、地域による海上管理、地域による観光などの地域ベースのプロジェクトを実施するための努力を強化するよう要請されている。」(プレスリリースより引用)

副大統領はまた、生物多様性の保全と教育的認識のための努力を強化するよう求めた。

海洋資源の保全、海洋生態系の持続可能な開発など
その後、農業・畜産・灌漑省のU Aung Thu大臣は、違法漁業との闘いや、進行中の魚と生態系に関する研究について報告し、Ye Myint副大臣は、沿岸地域と海洋生態系の持続可能な開発について述べた。

そして、バゴー地域政府のU Win Thein首相は、前回の会議における決議事項の実施について、モン州地域政府のAye Zan首相は、海洋資源と沿岸地域の保全について述べた。

ラカイン州地域政府のU Nyi Pu首相は、短期および長期のプロジェクトおよび海岸の美化について述べ、ヤンゴン地域政府のU Phyo Min Thein首相は、水資源の保全について述べた。

エーヤワディ地域政府のU Hla Moe Aung首相は、マングローブ林の保全および海岸の体系的なゴミ処理システムについて説明し、タニンダーリ地域政府の森林部アシスタントディレクターは、マングローブ林や森林保護区の形成、違法漁業との闘いについて述べた。

司法副長官のU Win Myint氏は、沿岸地域における天然資源の管理に関連する法務について述べた。

ミャンマーの沿岸地域は、最大2,832キロメートルに及び、インド洋周辺の重要な自然生態系が豊富に存在している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/15/02/2019/id-16657

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