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2019-02-17 18:00

政治

ミャンマー国軍最高司令官、笹川陽平日本政府代表と会談

笹川陽平日本政府代表
地域開発や人道支援について話し合い
ミャンマー情報省によると、国軍最高司令官であるミン・アウン・フライン(Min Aung Hlaing)氏が2月15日、ミャンマー国民和解担当日本政府代表を務める日本財団の笹川洋平理事長と首都ネピドーのゲストハウスで会談を行ったという。

会談では、ミャンマーの和平プロセスにおける日本の支持について意見交換を行った。具体的には、国内避難キャンプで暮らすカチン州の人々の帰還をはじめ、ラカイン州での日本の地域開発支援や人道支援などが話し合われている。

さらに、複数の郡区で治安の安定に向けて努力を続けている政府と国軍の取り組みについて、国際社会に真の状況を伝えるために日本がサポートするという。

なお、日本は工場建設やワークショップ等に投資し、雇用機会を創出する計画を進めている。

笹川氏とミャンマー
日本財団の笹川洋平理事長は、軍事政権時代からミャンマー国内で様々な活動をしてきたため、同国内に幅広い人脈を構築している。これまで国軍のトップを含め、軍事関係者と何度も会談しているという。

2012年6月、日本外務省は笹川理事長にミャンマー少数民族福祉向上大使を委嘱。さらに、2013年2月にはミャンマー国民和解担当日本政府代表に任命している。日本政府は笹川氏を中心に、ミャンマー政府や国軍だけでなく、少数民族武装勢力に対しても和平を呼びかけているという。

現在では、ミャンマー大統領やスーチー国家顧問に容易に会えるのは、日本の関係者では笹川氏だけだともいわれるほど信頼を得ている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/

ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/news/

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