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2017-01-17 21:00

経済

ベトテルがライセンス取得、ミャンマー「モバイル市場」で競争が激化

ベトテル
サービス開始は2018年
ベトナム国軍が保有する大手通信企業ベトテル(Viettel)と地場企業のコンソーシアムとの合弁会社であるミャンマー・ナショナル・テレコミュニケーションズ(Myanmar National Tele & Communications Ltd:MNTC)は1月12日、全国的な電気通信サービスを展開するライセンスを取得した。

ミャンマー企業からなるコンソーシアムのディレクターであり、MNTCの最高責任者でもあるZaw Min Oo氏によると、今年後半にSIMカードを発行するが、サービス開始は2018年になるという。MNTCの販売ブランド名は明らかにされていない。

MNTCは15年間の営業ライセンスを取得しており、3億ドルのライセンス料を支払う。また、5年間で20億ドルの投資を予定し、3年間で人口の95%をカバーすることを目指すという。

第4の事業主であり、市場に参入する最後の会社
ミャンマーでモバイル事業を展開するノルウェーのテレノール(Telenor)は1,900万人以上、カタールのオレドー(Ooredoo)は580万人以上の顧客を有する。

また、第3の事業主であるミャンマー国営郵便・電気通信事業体(Myanma Posts & Telecommunications 以下「MPT」)は日本のKDDIと住友商事が共同で行う通信事業で、2,000万人以上の顧客を抱える。

人口約5,300万人のミャンマーでは、すでに4,480万人以上、人口の77%以上が何らかの形でモバイル事業に加入しているということだ。

第4の事業主となったMNTCのZaw Min Oo氏はライセンス授与式後の記者会見で、
「我が社は市場に参入する最後の会社であり、ほぼすべてがSIMカードを持ってる。しかし、この市場では最善を尽くし、通信網が人口の95%に達するように努力する」(MYANMAR TIMESより)
と市場参入の意気込みを語った。

ミャンマーで最も急成長を続けるモバイル市場で、今後さらなる競争激化が繰り広げられる。

(画像はViettelのホームページより)


外部リンク

Viettel
http://viettel.com.vn/en

Myanmar’s fourth telco gets licence at last
http://www.mmtimes.com/

Viettel-backed group gets licence to become 4th telecom operator in Myanmar
http://www.dealstreetasia.com/

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