ミャンマーニュース

ミャンマーの運輸・通信省（Ministry of Transport and Communications ：MTC）は、2017年3月31日より全ての未登録SIMカードをブロックすることを発表した。

ミャンマーでは新規にSIMカードを購入する際、必要事項を登録しなければならないが、規制が十分に行われていないため、多くのSIMカードが未登録で販売されている。

来年3月末より未登録のSIMカードをブロックすることで不十分な規制に対処し、販売業者の登録義務を強化するという。

同省による通達の理由は、人々がオンラインショッピングやネットバンキングを使用する際のセキュリティ確保と、SIMカードが紛失あるいは破損したときに新しいSIMカードの発行が容易になるためだ。

ミャンマーでは現在、約480万のSIMカードが使用され、2015年から2016年にかけては携帯電話の普及率が89.38%に急増している。

一方、運輸・通信省は登録されているSIMカードの番号を収集できていないため、携帯電話の販売業者に対して登録SIMカードのリスト提出を要請しているという。

来年3月末までに登録を済ませていない場合、携帯電話は一時的に使用できなくなるが、その後でも登録すれば再び使用可能となる。

自分のSIMカードを登録したい人は、国が発行する登録証や学生ID、運転免許証を持参する必要があり、外国人の場合はパスポートのコピーで登録できるという。

急激に携帯電話が普及したミャンマーでは、規制や情報管理にまだまだ時間が必要なようだ。

（画像はイメージです）

外部リンク

Myanmar to launch SIM card registration in 2017
http://www.telecompaper.com/

Telecom authorities instruct operators to register all SIM cards
http://www.elevenmyanmar.com/

Myanmar to block unregistered SIMs in 2017
https://www.telegeography.com/