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2016-06-13 20:00

社会

世界平和ランキングでミャンマーが順位を上げる

世界平和指数
ミャンマーは平和度が増した国と報告される
2016年世界平和度指数(Global Peace Index)によると、ミャンマーは163ヶ国中115番目に平和な国にランキングされた。2014年の140位、2015年の130位から年々順位を上げている。

国際シンクタンクである経済平和研究所(The Institute for Economics and Peace)が、テロ活動の可能性、軍事化の程度、国内紛争による犠牲者数など、23の指標に基づいたランキングを含む報告書を8日に発表した。

ミャンマーは、選挙を平和的に行ったのに続き、政治的な不安定性を低減させてきている。加えて、2015年10月の多党停戦合意により、紛争のリスクは国境地帯の限られた部分になったと今年度の報告書は述べている。

世界平和指数(Global Peace Index)に見る現状
世界で最も平和な国はアイスランドで、デンマーク、オーストリアが続く。最下位はシリア、次いで、南スーダン、イラク、アフガニスタン、ソマリアとなっている。日本は9位だった。

イエメン、ウクライナ、トルコが昨年より大幅に順位を下げる一方、パナマ、タイ、スリランカは、平和への大きな改善を示した。

世界全体では、この1年間で平和が衰退している。テロは過去最高水準になり、紛争による死者は25年ぶりの高水準になった。難民・避難民数はここ60年に見られなかったほどの水準に達している。しかしながら、テロ活動の大部分は、シリア、イラク、ナイジェリア、アフガニスタン、パキスタンの5ヶ国に集中している。

経済平和研究所の創設者であるSteve Killelea氏は、「平和の世界格差に対処し、暴力の及ぼす経済的影響の10%削減を達成すれば、1兆3600億ドルの平和の配当金を生み出す。これは世界の食糧輸出額とほぼ同じである」と述べている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

Myanmar Times
http://www.mmtimes.com/index.php/national-news/

The Institute for Economics and Peace ホームページ
http://economicsandpeace.org/

世界平和指数(Global Peace Index)
http://www.visionofhumanity.org/#/page/our-gpi-findings

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