• TOP
  • >
  • 社会
  • >
  • 副大統領、国際防災デーに災害に対する準備や予防の重要性に言及
2017-10-22 03:00

社会

副大統領、国際防災デーに災害に対する準備や予防の重要性に言及

国際防災デー
災害対策への投資を増加
ヘンリー・ヴァン・ティオ副大統領は、ネピドーで行われた国際防災デーの記念式典で、短期と長期の災害対策への投資を増やすために、政府と地域の国際機関、民間部門を招いて、大災害の緩和に関するミャンマーの現行メカニズムの有効性を評価する必要性があると強調した。

副大統領は、自身が会長を務める国家災害管理委員会(NDMC)の会長として、「世界的に被災者の数を大幅に減らすには、準備と予防が必要である。政府や民間部門は、潜在的な危機を理解し、ビジネスと開発作業のための情報に基づいた決断を行うべきである。」と言及した。

国民は、差し迫った災害に関連する情報を得ることはできるが、人生で災害リスクの情報を使用する人々はごくわずかである。アウンサンスーチー国家顧問は、開発計画の準備において、現在の気象変動減少を考慮するために、国や地域の政府に対し指導を行った。

災害の被害が大きいアジア地域
世界各国の災害に関するデータベースでは、2017年の前半で、世界の73ヶ国において149の災害が発生している。これらの災害で、3,162人の命が失われ、8,000万人が被災し、324億ドルの直接的経済損失を被った。そして、アジア地域は、災害の発生数・犠牲者数・災害による経済的損失に関して1位となった。

統計によると、20年前、推定135万人が災害により死亡し、災害の中でも、津波は他の自然災害と比べて世界的な規模で命を奪っている。また、洪水と干ばつは、長期的な経済的苦難をもたらす。

毎年世界でイベントが開催
国際防災デーは1989年に制定され、2009年12月21日に開催された国連総会決議64/200に従い、毎年10月13日に国際防災デーの記念イベントが行われている。

2000年からは、毎年、世界各地において特別なテーマでイベントが行われており、ミャンマーは、2010年から「我々の町は準備ができている」というテーマで毎年イベントを行っている。そして、2011年から2015年まで、子供や女性、障がい者、高齢者、先住民族などの社会的弱者に焦点を当てたテーマを年ごとに設定している。

また、ミャンマーは、現在、災害リスク軽減の方法を、我々の開発努力へ統合するという「人間中心の開発」を目指している。このことを念頭に置いて、災害リスク軽減のためのミャンマー行動計画2017年(MAPDRR)は、10月9日に、すべての利害関係者が関与してスタートした。MAPDRR2017年では、ミャンマーの災害回復力を構築するうえで、国のバックボーンとなる人々の建設的な協力を必要としている。

ヘンリー・ヴァン・ティオ副大統領の演説に続いて、国際連合食糧農業機関の常駐代表であるXiaojie Fan氏は、災害に関する国連特使からのメッセージを読み上げた。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/14/10/2017/id-11717

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook