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2017-10-04 20:15

文化

カカボラジ国立公園、住民が世界遺産指定地域の拡大に抗議

カカボラジ
生活領域を脅かす行為 日常生活に支障
世界遺産に登録されている、カチン州・カカボラジ国立公園周辺の住民が、ユネスコに対し、公園の拡張を反対する嘆願書を提出した。

ユネスコに抗議しているのは、Putao、Machanbaw、Nogmung地域に暮らす約1万4000人の住民。彼らの生活領域を守るため、世界遺産指定地域の拡大計画に抗議行動を起こした。

人々はこのエリアで伝統的なハーブを育てている。世界遺産に指定された当時は、73世帯が別の地域へ移転させられ、日常生活に大きな影響を与えた。

Putao地域会長は、
新しい地域が世界遺産に指定されると、地元の人々はその地域に入ることを制限され、彼らの仕事に影響がある。(ビルマ・ニュース・インターナショナルより)

と述べている。

生物多様性が高い地域 さまざまな研究で重要視
ミャンマー最高峰のカカボラジ山は、1996年、自然保護区に指定された。1998年にカカボラジ国立公園となり、世界遺産に登録されている。今年7月、天然資源・環境保全省大臣が、指定地域の拡大を発表した。

指定地域では熱帯植物から高山植物、さまざまな動物が生息し、植物学、地質学、動物学、地理学の研究に重要な役割を果たしている。

(画像はビルマ・ニュース・インターナショナルより)


外部リンク

ビルマ・ニュース・インターナショナル
http://www.bnionline.net/

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