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2017-09-11 19:15

スポーツ

サッカーアジアカップ予選、キルギスタンがミャンマーとの試合を棄権

キルギスタン
イスラム教徒が多いキルギスタン、「テロの可能性」を懸念
9月5日、キルギスタンのサッカーチームが、ミャンマーとの国際試合を棄権した。

ラカイン州で起こった国内紛争を理由に、キルギスタンサッカー協会が対ミャンマーのアジアカップ予選をキャンセルした。

キルギスタンはイスラム教徒が大半を占める。今回のキャンセルは、キルギスタンのソーシャルメディア・ユーザーからの提案がきっかけだった。イスラム教徒への暴力や支配的な状況が続く中、平和的な抗議行動をとろうという意図があった。

キルギスタンサッカー連盟によれば、キャンセルは「テロの可能性がある」との理由で、Sapar Isakov首相が決定したという。

観客の不安に配慮 首相が決定
ミャンマーにおけるイスラム教徒への人権侵害に対して、世界各地で抗議行動が起こっている。サッカー連盟は観客の不安にも配慮し、棄権に同意したという。予定されていた試合は、別の国で開催される可能性もあるという。

キルギスタンサッカー連盟の会長は、
私たちに犠牲者は必要ない。サッカーは政治でも、宗教でもない。ファン等、他の人々が被害を受けることもあるので、政府の決定を尊重する。(Eurasia Net.orgより)

と語っている。

国連はラカイン州の状況を「人道的な大惨事」と表現している。ミャンマー政府は治安部隊を強化しているが、武装勢力との衝突は制御不能ともいえる状況だ。

(画像はAKI pressより)


外部リンク

AKI press
https://akipress.com/news:596362

Eurasia Net.org
http://www.eurasianet.org/node/84961

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