• TOP
  • >
  • 経済
  • >
  • ミャンマーの国営保険会社Myanma Insurance、各種の生命保険を再設計
2017-08-10 06:00

経済

ミャンマーの国営保険会社Myanma Insurance、各種の生命保険を再設計

Myanma Insurance
新しい保険の発売や保険の見直し
ミャンマーの国営保険会社Myanma InsuranceのゼネラルマネージャーであるU Khin Muang Win氏は、インタビューに答えて、生命保険契約を再設計することによって保険商品をより身近なものとしたい考えを示した。

Myanma Insuranceは、同社の生命保険を、より一般の人にも魅力のあるものに再設計する予定であり、また、2017年8月2日に作物保険を販売できるように計画し、財務省に提案書を提出した。

生命保険は、世界的には最も人気のある保険商品であり、ミャンマーでも、およそ50万人の消費者基盤があって4番目に人気がある。50万人のうち数万人は、雇用者からの特典として生命保険を供与されている。

Myanma Insuranceは、公的な生命保険や政府関係者の生命保険、国防従事者の生命保険、ヘビにかまれた傷の生命保険、スポーツ生命保険、労働者の補償保険、海上船体保険、農家の生命保険などを取り扱っている。

また、Myanma Insuranceは、これらの保険契約をより魅力的なものにするために、公的な生命保険や政府関係者の生命保険、国防従事者の生命保険の期間を短くすることも計画している。

U Khin Muang Win氏は、次のように説明した。
「急速な需要増加によって、こうした保険の価値がだんだんと下がっているので、ほとんどの人々が、長期の生命保険プランを好みません。例えば、政府関係者の生命保険を購入する場合、18才から60才の年齢で購入しなければなりません。したがって、我々は、5年や10年などの短期的な保険を紹介することを再度検討しています。」(プレスリリースより引用)

農家保護のための作物保険
現在、Myanma Insuranceは、他の国が農家に作物保険を販売できるようにするために何をしているかについて調査している。

作物保険は、農家が悪天候や外注など不測の事態により作物を失った時に支払われるもので。農家の保険契約は、貿易政策の転換や輸出市場の変化のために、急激な物価の変化から農家を保護することができる。

ミャンマー米連合会の副会長であるSoe Tun博士は、次のように述べた。
「作物保険は、農業市場でより安定性を求めている地元の農家にとって非常に重要です。多くの国で保険料の半分は政府から助成されており、我々も、政府が保険料の半分を支払うことを希望しています。」(プレスリリースより引用)

様々なカテゴリーの保険を販売
さらに、今年、Myanma Insuranceが健康保険請求のための支払いを3倍にしたために、人々は健康保険に興味を持ってきた。U Khin Muang Win氏は、次のように説明している。
「以前、我が社は主に死亡保障を支払っていました、しかし、今、我々は、入院している人のための補償を支払うことができる方法を模索し、健康保険を更新しました。また、補償は、病院で治療を受けるために、400,000チャットから11万チャットにまで増加しており、手術のための保険も購入することもできます。健康保険料は、分割払いで支払うことができます。」(プレスリリースより引用)

Myanma Insuranceは現在、30種類のカテゴリーの保険を発売している。民間保険会社は、12のカテゴリーの保険を提供している。Myanma Insuranceは、保険事業規制委員会の監督下にある準独立機関である。

インドや日本など外国の保険会社もミャンマーに進出し、一部の融資活動に従事している。現在、Myanma Insuranceは、自動車保険、海上貨物保険、生命保険に続いて、最も人気のある保険である火災保険からの利益が、全体の40%を占めている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/4/08/2017/id-11239

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook