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2017-04-28 07:00

社会

オーストラリア国境警備隊、麻薬取引撲滅のための複合艇をミャンマーに贈与

オーストラリア国境警備隊
両国にとって麻薬取引撲滅は重要事項
オーストラリア国境警備隊(Australian Border Force :ABF)は4月26日、ヤンゴン川とデルタ地域の違法麻薬密輸組織の撲滅を援助するため、ミャンマー警察(Myanmar Police Force :MPF)に複合艇(Rigid-hulled inflatable boat:RHIB)を贈与したことを発表した。

ヤンゴンでは式典が行われ、ABFの副隊長であるMichael Outram氏から、MPFのトップであるZaw Win氏に複合艇が贈られたという。

この式典はミャンマー内務省のアウンソー( Aung Soe)副大臣により主宰され、在ミャンマー・オーストラリア大使であるニコラス・クーパー(Nicholas Coppel)氏らが出席した。

ABFのOutram副隊長は、
「地域のパートナーに備品やトレーニングを提供することは、パートナーの支援だけでなく、オーストラリアへの薬物流入を減らすことにつながる」(プレスリリースより)
と述べ、両国にとって重要であることを訴えている。

5月には訓練も提供
ABFはオーストラリア移民・国境保護省(Department of Immigration and Border Protection :DIBP)の運営部門で、国境管理能力を強化するために地域のパートナーと緊密に協力。

DIBPとMPFは、両組織が違法麻薬や密輸の検出、途絶、防止を支援するための情報を共有できるように、2015年10月に行政協定を締結している。

今年5月には、ABFがメコン川でMPFに船舶捜索訓練も提供する予定だという。

なお、贈与された複合艇は、MPFの一部門であるミャンマー海洋警察(Myanmar Maritime Police :MMP)により、ヤンゴン港で活用される。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

オーストラリア移民・国境保護省のプレスリリース
http://newsroom.border.gov.au/releases/

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