• TOP
  • >
  • 政治
  • >
  • 日本政府 ミャンマーに1170億円の円借款供与へ
2017-11-18 08:00

政治

日本政府 ミャンマーに1170億円の円借款供与へ

円借款
農業所得向上と鉄道設備の近代化を図る
外務省は11月14日、ミャンマーに対する円借款供与の件について同省のホームページに掲載した。

円借款の対象件数は4件で、供与限度額は1170億4000万円。

1件目は、農業所得向上計画に対する融資だ。供与限度額は304億6900万円。ザガイン地域において田畑の整備、灌漑施設や道路改修などのインフラ整備や、農業の機械化を推進し、農業収入の向上を図る。

2件目はヤンゴン・マンダレー鉄道整備計画に対する融資だ。供与限度額は566億2200万円。老朽化した鉄道設備の近代化を図ることで、安全かつ高速での鉄道運行が見込まれ、旅客や貨物の輸送能力が拡大する見通しだ。

中小企業向け融資や低中所得者向け住宅ローン拡充へ
3件目は、中小企業に対する融資能力の向上に対する融資だ。供与限度額は149億4900万円。

中小企業に対して融資条件を緩和し、中長期的に融資を実施することで、同国の中小企業の生産能力向上と、同国の経済発展を図る。なお、中小企業に融資を実施する現地の金融機関に対しては、資金融資を実施する。

4件目は、低中所得者向けの住宅ローン拡大に対する融資だ。供与限度額は150億円。

低中所得者が、住宅を取得しやすくすることを目的として、長期住宅ローンを供給する。また、現地の金融機関が円滑に住宅ローンを供給できるよう、現地金融機関に対し、資金融資を実施する。

供与条件は、金利年0.01%。償還期間は40年で、10年の据置期間を含む。調達条件は、調達条件を制限しない一般アンタイドとする。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

外務省(プレスリリース)
http://www.mofa.go.jp/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook