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2017-11-18 20:00

政治

スーチー国家特別顧問、米国務長官と会談

米国務長官
会談後に共同記者会見
ミャンマー情報省によると、米国のレックス・ティラーソン(Rex Tillerson)国務長官がミャンマーの首都ネピドーにある外務省を訪れ、アウンサンスーチー国家特別顧問と会談したという。

会談では、ミャンマーの民主的移行、平和と国民和解の成功、ラカイン州で起きている「ロヒンギャ危機」に対する支援の継続的な提供に関する見解を交換。

8月25日に発生したテロ事件以降、米国政府は人道援助に8,700万米ドルを拠出し、さらに4,700万米ドルが提供されるという。

また、両氏は会談後、共同で記者会見を行った。

ティラーソン国務長官は記者会見で、
「ミャンマー訪問の目的の1つは、ラカイン州の複雑な状況、ミャンマー政府の努力、そしてこの問題についての彼らの見解をより理解することであった」(プレスリリースより)
と述べ、ミャンマーとバングラデシュがイスラム系少数民族「ロヒンギャ」のミャンマー帰還に関して調整していることを歓迎した。

「私は沈黙していない」
一方、スーチー国家特別顧問は記者会見で、ラカイン州で人道支援を行うために創設された組織「Union Enterprise for Humanitarian Assistance, Resettlement and Development (UEHRD)」の取り組みなどについて説明した。

また、市民権の精査の後、難民が帰還することを約束している。

ロヒンギャ危機に関して「沈黙を守っている」という国際社会からの批判に対しては、
「私は沈黙していない。私が言ったことは人々にとって興味深いものではなかったということだ」(プレスリリースより)
と述べた上で、
「権力のためではなく、法の支配、平和と経済発展の成果をもたらすために、政治に参加している」(プレスリリースより)
とつけ加えた。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/moi:eng/

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