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2017-11-16 00:00

社会

ミャンマーからの難民にはしかの脅威が高まる 予防接種の規模を拡大

予防接種
はしかの疑い412件&1人の死亡を確認 感染症の拡大も
世界中の子どもの権利と、健康を守るために活動する、公益財団法人日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)が、ミャンマーからのロヒンギャ族難民の間で、はしかなどの感染症が拡大していると、14日のプレスリリースで発表した。

難民が暮らすコックスバザール難民キャンプなどで11月4日までに、はしかの疑いの報告412件、そして1人の死亡が確認されており、バングラデシュ政府と国連機関は、既に展開している予防接種キャンペーンなどを拡大している。

ユニセフやパートナー団体なども今までに、生後6カ月から15歳の子どものおよそ13万6,000人に対し、はしかと風疹の予防接種、経口コレラワクチンの接種などを提供した。

はしか症例の82%が5歳未満児に 移動予防接種チームを展開
はしかの症例の82%が5歳未満児であることが分かっており、ユニセフはパートナー団体などと協力し、はしかによる合併症の予防のため、ビタミンAの投与や下痢症のための経口補水塩(ORS)の医療品の補強も行い、流行の拡大を止めるための活動を迅速に進めている。

11日からは、バングラデシュ政府やパートナー団体が移動予防接種チームを展開し、バングラデシュの拡大予防接種プログラム(EPI)に含まれるワクチンなどを提供している。

(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF_UN0143049_LeMoyne


外部リンク

公益財団法人日本ユニセフ協会のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/

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