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2016-01-03 14:00

政治

米国務長官が「ミャンマー独立記念日」に先立って声明を発表

米国務省
継続したサポートを約束
1月4日の「ミャンマー独立記念日」を前にした12月31日、オバマ大統領と米国民を代表してケリー米国務長官が祝いの声明を発表した。

同国務長官は声明で、2015年11月8日に行われたミャンマーの総選挙に触れ、多くの国民が民主的な平和で豊かな未来を望んで国を動かした歴史的な選挙であったと述べている。

また、民主主義制度の強化促進をはじめ、人権保護や経済発展など、幅広く包括的なサポートを継続することを約束。

さらに、全てのミャンマー人の平和と繁栄、そして安全を願っていることを伝えている。

激動の時代を生き抜いたミャンマー
1886年から60年以上にわたり英国の植民地であったミャンマーは、1948年1月4日に「ビルマ連邦」として独立。

英国からの独立後、不安定な国内で国軍が力を発揮し、長い軍事政権に突入する。そして、軍事政権は2011年にテイン・セイン氏が大統領に就任して民政が移管されるまで続く。

尚、1989年に国名を「ミャンマー連邦」に変更。

その後テイン・セイン大統領の下、民主化が進められ、経済が急激に発展。外資系企業などの進出も目覚ましい。しかし、宗教的な争いや差別、内戦など、まだまだ多くの問題を抱えている。

2015年の総選挙ではアウンサンスーチー率いる国民民主連盟(National League for Democracy:NLD)が大勝。

間もなく連邦団結発展党( Union Solidarity and Development Party:USDP)より政権が移譲される。

そんな中で迎える2016年の独立記念日は68回目。変化のときを迎えたミャンマーに注目が集まる一年になりそうだ。

(画像は米国務省より)


外部リンク

米国務省のプレスリリース
http://www.state.gov/secretary/remarks

米国務省
http://www.state.gov/
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