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2015-12-08 15:00

社会

11月発生のカチン州地滑り 再発防止のため安全対策実施へ

ひすい鉱山地滑り
カチン州首相 採掘による廃棄物の適正な処理を指示
ミャンマー北部カチン州で11月21日に発生した大規模な地滑り災害を受け、同州の首相は鉱山企業に対して、ひすい採掘によって発生した廃棄物を適正に処理するなど、無秩序な鉱山開発を行わないように指示した。先月発生した地滑り災害では114人が犠牲となっている。

同国の鉱業省は先日、地滑り災害が発生した同州パカンにおいて、鉱山企業の廃棄物処理の方法は法律に違反していないと判断したことから、安全対策を実施する必要がないと通達していた。

カチン州議員 環境維持のため法改正の必要性訴える
しかし、カチン州の議員は11月30日の議会において、頻繁に発生するパカンの地滑り問題について提議した。現地では、ひすいの採掘で発生した廃棄物が無秩序に処分されており、環境の悪化が懸念されているという。

議員の話によると、パカンではこの40年間環境が悪化し続けているが、環境を保全する活動は行われていないという。そのため、議員は地元住民の安全性を確保するため、法改正が必要であると訴えた。

また、地元の住民らは、鉱山企業の廃棄物処理状況を確認するために組織を結成した。組織は11組で構成され、各組は週に2回、11カ所ある廃棄物の処理状況について確認を行っている。


外部リンク

MYANMAR TIMES
http://www.mmtimes.com/index.php/national-news/17980

THE GLOBAL NEW LIGHT OF MYANMAR
http://globalnewlightofmyanmar.com/a-call-to-act-on-mines

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