2016-05-20 11:00
経済
ミャンマーの医療水準向上へ 大手シスメックスがヤンゴンに支店
サポート・サービスの強化
医療検査機器大手のシスメックス株式会社(以下「シスメックス」)は5月16日、同社の100%子会社でアジア太平洋地域事業の統括を担うシスメックスアジアパシフィック(Sysmex Asia Pacific Pte Ltd.)がミャンマー支店をヤンゴン市内に設立したことを発表した。シスメックスアジアパシフィックはシンガポールを拠点とし、これまでミャンマーの現地代理店を通してヘマトロジー、凝固、尿分野をはじめ、2013年に子会社化されたSysmex Partecの小型ポータブル式感染症検査装置などの製品等を販売。
東南アジアでトップクラスのGDP成長率を誇るミャンマー国内に拠点を置くことで、同国におけるサポートやサービスを強化する狙いがあるとみられる。
尚、新設されたミャンマー支店の資本金は5万米ドルとなっている。
医療水準向上を目指して
ミャンマーは「アジア最後のフロンティア」といわれるほど世界からの注目が高く、金融・保険・建設などの分野を中心に外資企業の進出が活発化している。保健医療分野でも経済成長とともに政府の医療費支出額が増加しているが、その一方で対GDP比率や1人当たりの医療費は東南アジアの中でも低い水準となっているのが現状だ。
このようなミャンマーの医療水準を向上させるため、シスメックスはこれまでのサポート・サービスを強化するだけでなく、事業拡大に向けた市場調査や医療従事者に対する学術支援なども展開するという。
外部リンク
シスメックス株式会社
http://www.sysmex.co.jp/
Sysmex Asia Pacific Pte Ltd.
http://www.sysmex-ap.com/
シスメックス株式会社のプレスリリース
http://www.sysmex.co.jp/corporate/news/
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