ミャンマーニュース

首都ネピドーにあるミャンマー議会で3月30日、アウンサンスーチー（Aung San Suu Kyi）氏の側近であるティンチョー（Htin Kyaw）氏の新大統領就任式が開かれ、新副大統領であるミンスエ（Myint Swe）氏、ヘンリーヴァンチオ（Henry Van Thio）氏とともに宣誓し、半世紀ぶりに「文民政権」が誕生した。

ティンチョー新大統領は、と述べ、多方面から国の発展に取り組む姿勢を示した。

数百人にも上る外交官や非政府組織の代表らも就任式に出席。大統領公邸では、新政権発足を祝う公式ディナーやイベントが計画されたという。

新政権での入閣が注目されていたスーチー氏は、外相、教育相、エネルギー相、大統領府相を兼任することが正式に決まった。

英国籍の息子を持つスーチー氏は現在の憲法では大統領に就任する資格がないため、昨年11月の総選挙で大勝した後、憲法改正や一時停止などを試みたが失敗に終わっている。

新大統領に就任したティンチョー氏はスーチー氏の“代理”ともささやかれており、事実上はスーチー氏が国の舵取りをするとみられている。

多くの問題を抱えるミャンマーが、今後どのように変化していくのか注目が集まるところだ。

（画像はABCより）

外部リンク

Myanmar swears in Htin Kyaw as president
http://www.sbs.com.au/

Htin Kyaw sworn in as Myanmar's first elected civilian president in decades
http://www.straitstimes.com/

Myanmar's Htin Kyaw, Aung San Suu Kyi's proxy leader, sworn in as first civilian president in decades
http://www.abc.net.au/