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2014-07-13 09:00

社会

軍事工場報道のジャーナリスト 懲役10年と重労働の刑へ

ジャーナリスト逮捕
軍所有の化学兵器製造工場を報道 出版社は廃業
ミャンマー国軍隊が化学兵器を製造していると報道したジャーナリストに対し、禁錮10年と刑務所内での重労働の判決が言い渡された。

(画像:Yahoo!7 Newsより)

判決を受けたのは、週刊誌ユニティー紙の記者と最高経営責任者の5名。今年1月、ミャンマー中央部のMagwe地域に、1,200ヘクタール以上の化学兵器工場があると報じた。発刊後、否定記事も出されたが、出版社は廃業に追い込まれた。

増加するジャーナリストの逮捕 報道の自由は再び奪われるのか
法廷は「不利益を与える目的で国家機密エリアへ不法侵入した罪」として、今回の判決を下した。この法律はイギリス支配下の1923年に定められたものである。

2011年の民主化以降、ミャンマーでは報道の自由化が急速に進んだ。複数の新聞が発刊され、国内外のジャーナリストがミャンマーの現状を報じた。しかし、今年に入ってからはジャーナリストの逮捕者数が増え続けている。

国際人権NGO アムネスティ・インターナショナルのアジア太平洋副所長は、
この判決は、ミャンマーにとって表現の自由に対する暗黒の日と言える。5人の記者は人々が関心を持っていることについて報じただけだ。

当局は、公正な報道を妨げようとして厳しい法律を持ち出している。民主化以前の軍事政権がしたことと同じだ。(Reutersより)

と述べた。


外部リンク

Yahoo!7 News
https://au.news.yahoo.com

Reuters
http://www.reuters.com
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