2014-04-26 23:00

お知らせ/イベント

ミャンマー初のエベレスト登山隊 死亡事故受け登頂を断念

エベレスト
現地住民の13人が犠牲
エベレストを登山中だったミャンマーチームは、雪崩によって13人のポーターが落命した死亡事故の影響などで登山を断念したと発表した。

(DVDマルチメディアグループHP)

チームの5人の登山家たちはミャンマーで最初のエベレスト登頂を目指し、ネパールのヒマラヤ山脈の高度で訓練を行っていた。

しかし現地人ガイドおよびポーター側が事故を受け今年度中の登山活動中止を宣言、一方でネパール政府はエベレストの14年度中の閉鎖を発表したが、現行の登山許可証は最大5年間実効すると述べた。

国の栄誉背負っていた登山隊 無念もひとしおか
これを受けミャンマーチームは自身らのブログに「ネパール政府と登山ガイドらとの間の矛盾により我々の計画は頓挫を余儀なくされている」と書き込み、さらに「私たちはこの上ない決意を持って厳しい天候下で訓練を行ってきた。ここで引き返す決断を下さねばならないことは、とてつもない落胆を伴うものだ」と無念の心境を綴っている。

彼らは先日の木曜日にネパールの首都カトマンズまで戻ったが、エベレストの頂点にミャンマー旗を掲げる決心は揺るぎないことを改めて語っている。

今回の登山計画はミャンマー国内の著名な財団・企業からの後援を受けてのものだっただけに登山チームの失望も相当なものだったようだ。

ネパール政府は事故後、遺族1人当たり約4万2千円の補償金を支給すると決めたが、地元のシェルパ族などの犠牲者たちは反発を強めている。


外部リンク

DVDマルチメディアグループ ビルマ登山隊が登頂断念
http://www.dvb.no/news/39919-burma-myanmar/39919

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