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2013-12-09 14:00

政治

フィリピン人、ミャンマー渡航がビザなしで可能に

フィリピン
セイン大統領、初のフィリピン訪問
12月5日、フィリピン訪問中のテイン・セインミャンマー大統領およびベニグノ・アキノ3世フィリピン大統領は報道陣に対し、通常のパスポートを所持するフィリピン人はミャンマーへ最大14日間ビザなしで滞在できるようになったことを発表した。

フィリピンはすでにミャンマー人へ30日間ビザなしでの滞在を1960年に認めている。今回の発表により観光・ビジネスなどで両国間の交流が盛んになり、経済の活性化が期待される。

ミャンマーは通常のパスポートを所持するラオス人およびベトナム人へ14日間のビザなし渡航を認めており、またカンボジア人もミャンマー到着時に28日間有効なビザが発給される。しかし他のASEAN諸国に対しては現状このような協定は結ばれていない。

観光・ビジネスの両面でメリット
2011年のフィリピンへの観光客が約392万人であるのに対し、ミャンマーへの観光客は81万6400人とASEAN諸国の中で2番目に少ない数字だった。ビザ要件の緩和が進めば多くの観光資源を持つミャンマーにとって追い風となる。また2012年の統計によればミャンマーはフィリピンにとってASEAN内で3番目に交易額の少ない相手だったが、両国間での往来がしやすくなることによって取引額の増加が見込まれる。

他の国々とも同様の協定が結ばれるようになれば、ASEAN内でのミャンマーの存在感はさらに増していくだろう。


外部リンク

OFFICE OF THE PRESIDENT OF THE PHILIPPINS
http://www.president.gov.ph/
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