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2024-03-14 11:30

社会

【ミャンマー】アラカン軍が中国の重要な港湾プロジェクトに近い町を制圧

アラカン軍
警備強化を要請していた中国
ミャンマーの反政府民族武力組織であるアラカン軍(Arakan Army:AA)は3月12日、約3か月にわたる激しい戦闘の末、ラカイン州南部の島の町ラムリーを制圧したと発表した。

ラムリー郡区はチャウピュー郡区と島を共有しており、そこには中国主導の深海港複合施設を含むチャウピュー経済特区(SEZ)がある。

この中国主導のプロジェクトはより広範な一帯一路構想の一環として雲南省とインド洋を結ぶ全長1,700キロメートルの中国・ミャンマー経済回廊にとって極めて重要である。

報道によると、中国政府は深海港複合施設の警備強化を要請していたという。

公共インフラに重大な被害
AAは12日に声明で、
「軍事政権軍の増援や陸海空軍による毎日の空爆や砲撃にもかかわらずラムリー占領は達成された」(Radio Free Asiaより)
と述べた。

AAはまた、同地域には地雷が残っているため、戦闘中に自宅から避難した住民に対し、直ちに帰還しないよう警告している。

12月中旬に始まったラムリーでの衝突は、病院、市場、学校、宗教施設などの公共インフラに重大な被害をもたらした。地元住民によると、軍の空爆により町の病院を含む200以上の家や建物が破壊されたという。


(画像はRadio Free Asiaより)


外部リンク

AA Seizes Rakhine Town Near Key Chinese Port Project
https://www.irrawaddy.com/

Arakan Army claims control of Rakhine town near key Chinese port project
https://www.dhakatribune.com/

Arakan Army captures Myanmar township bordering Chinese deep sea port
https://www.rfa.org/

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