ミャンマーニュース

ミャンマーで24日、マグニチュード6.8の地震が発生し、少なくとも3人が死亡した他、仏教遺跡で知られるバガン(Bagan)の200基近くの仏塔が損壊した。当局が25日に明らかにした。

震源地から北に30キロ、ミャンマーの有名な観光地である古都バガンには、10世紀から14世紀の間に建造された仏塔、寺院を含む2200以上の構造物がある。

文化・宗教省は25日、地方当局が状況を調査中であるとした上で、マンダレー地域の観光地バガンで171の仏塔、寺院が損傷したと発表した。同日午後には、情報省がバガンで187の仏塔、寺院が、マンダレー地域全体では、228の仏塔、寺院が損害を受けたと報告した。

スラマニ (Sulamani) 寺院、ダマヤンジー (Dhammayangyi) 寺院といった観光名所の構造物も損害を受けたとされ、バガンのユネスコ(UNESCO)の世界遺産登録も危ぶまれている。

考古学・国立博物館・図書館部門長のU Aung Aung Kyaw氏は、と述べた。

ヤンゴンにあるユネスコ事務所は、損害を評価するために現地に専門家を派遣した。建物の実際の破損を知るには時間がかかるとしている。

バガンは、1975年におきた地震で最大の損害を受け、その後、軍事政権下で修復活動が続いてきた。近年、民主政権の移行でユネスコは建造物を保護するために直接働きかけをしてきており、ミャンマーはバガンの世界遺産登録を待ち望んでいる。

大きな損傷が無かったことを祈るばかりだ。

外部リンク

Mizzima
http://www.mizzima.com/news-domestic/

MYANMAR TIMES
http://www.mmtimes.com/

mitv NEWS
http://www.myanmaritv.com/news/