ミャンマーニュース

ミャンマー社会福祉・救済再復興省社会福祉局によると、7月後半から8月初めにかけて5つの地域と1つの州全体を襲った洪水で、およそ10万人が避難を余儀なくされたという。

洪水の影響を受けているのは、サガイン（Sagaing）、マグウェ（Magwe）、マンダレー（Mandalay）、エーヤワディー（Ayeyarwady）、バゴー（Bago）の5地域とカチン州（Kachin State）で、その中でもサガイン、マグウェ、マンダレーではエーヤワディー川が氾濫し、最悪の被害となった。

また、サガイン地域のKhamti、Homalin、Paungpyin、 Mawlaik、Kalay 、Minkinでも同様に、チンドウィン川（Chindwin River）が氾濫している。

サガイン地域では9郡区2,706世帯13,040人、マンダレー地域では4,974世帯25,040人、マグウェ地域では12,891世帯55,336人が安全な場所へ避難した。

さらに、エーヤワディー地域、バゴー地域、カチン州からも5,000人近い人々が避難しているという。

気象・水分局によると、モンスーンは8月に強くなる傾向があり、現在は低気圧の影響でモンスーンが非常に勢力を増しているという。

同局は沿岸地域とミャンマー南部では、ところにより大雨が降る可能性があるため、それらの地域住民に対して、洪水への準備などをするよう警告している。

エーヤワディー川のニャウンウー （Nyaung-U）では8月2日に2004年以来の最高水位に達し、川沿いのPakokkuやAunglanでは危険レベルを超えている。

ミャンマーでは昨年、7月から8月にかけて最大数となる洪水を記録しており、その被害総額は1,600億チャットに上った。

勢力を増すモンスーンが懸念されるが、被害がさらに大きくならないことを祈るばかりだ。

外部リンク

Thousands displaced as floods hit five regions, one state
http://www.mmtimes.com/

Flooding leaves thousands displaced in Myanmar
http://www.ianslive.in/

Record number of floods hits Myanmar villages
http://www.elevenmyanmar.com/