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2016-08-12 08:00

社会

富山大のミャンマーにおける保健衛生向上事業 草の根技術協力事業に採択

富山大学
ミャンマー伝統医薬品の品質確保を目指す
富山大学は8月5日、同大学が事業実施主体となる「ミャンマーにおける伝統医薬品の製造管理及び品質管理の改善を通じた保健衛生向上事業」が、国際協力機構(JICA)による草の根技術協力事業の平成29年度実施案件に採択されたと発表した。

同事業の実施期間は3年間、予算額は3年間の合計で4828万3000円。

ミャンマーでは、医薬品の品質が確保されていないため、粗悪な品質の医薬品が出回る問題がある。同事業においては、ミャンマーにおける伝統医薬品の品質確保と、実情に応じた配置薬システムの改善と普及開発を目指し、同国における保健衛生の向上を目標とする。

ミャンマー技術者に医薬品の品質管理指導を実施
主な活動内容は、富山大学及びミャンマーにおいて、ミャンマーの技術者に対する医薬品の品質管理・製造管理に関する技術指導、ミャンマーにおける配置薬システム普及のための研修会・シンポジウム実施、富山県内企業に対するミャンマーへの進出機会の提供などだ。

同事業の実施により、ミャンマーの伝統医薬品の品質確保に関する企画立案者や実行者が育成されることで、同国において、品質に配慮した伝統医薬品の生産システム確立と、配置薬システムの普及促進が期待できる。

さらに、薬で有名な富山県の企業とミャンマーとの間で商取引が活性化することで、富山県内の地域活性化が期待できるとしている。


外部リンク

富山大学(プレスリリース)
https://www.u-toyama.ac.jp/outline/

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