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2016-07-29 17:00

経済

高知市の技研製作所 ミャンマー政府に道路補強工事の機材を提供

技研製作所
機材調達案件は、ODAの枠組みによるもの
高知市に本社を置く株式会社技研製作所は7月27日、ミャンマー向け政府開発援助(ODA)の機材調達案件において、同国政府に対し、油圧式杭圧入引抜機「サイレントパイラー」と、システム機器「GRBシステム」を提供する発表した。

同システムは、杭建て込み装置「クランプクレーン」、圧入機動力源の搬送装置「ユニットランナー」、杭搬送装置「パイルランナー」などで構成されている。なお、機材の出荷は来年の1月を予定している。

硬質地盤掘削可 狭い場所でも交通規制せずに作業可能
ミャンマー政府は、同国内の主要道路の整備を進めているが、同国では豪雨により道路の崩壊が頻発していることから、道路の補強が課題となっている。

道路の補強においては、硬質地盤や岩盤層への杭施工ができること、また、狭い場所でも交通規制をかけずに施工が可能で、なおかつ安全に操作でき、環境に影響を与えない条件が求められる。

同社の「サイレントパイラー」は、これらの条件を満たした上での作業が可能となることから、採用が決定した。

サイレントパイラーは、今後3年間、チン州の道路災害復旧工事で使用される予定だが、それ以降は、同国内の全域において運用される予定だ。さらに、同国建設省は、同機を必要とする工事箇所の選定も進めていることから、今後、複数台の納入が見込まれている。

同社は、長期計画において海外の売上比率を全体の7割とする目標を掲げていることから、グローバルにビジネスを展開する方針を掲げている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

技研製作所(プレスリリース)
https://www.giken.com/ja/news/release/

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